表面加工
表面加工は、印刷面上にニス引き、光沢剤、フィルムなどで加工を施し擦れ防止や耐久性を上げることが可能です。
また、ツヤ出しやマット感を出すことが出来るので印刷物の風合いが増し、より高級感を演出することが出来ます。
表面加工なし
ニス引き（グロスニス・マットニス）
ニス加工は印刷工程で印刷面に樹脂液を塗ります。グロスとマットの２種類があります。
グロスニスは印刷物の表面を保護する目的でよく使われますが、PP貼り加工ほどのコーティング力はありません。
ニス引きは部分的な「スポット」が可能なので印刷物の上にニスで絵柄を表現出来るという魅力があります。
ニス引きはオフセット印刷のみとなります。
グロスニス
マットニス
PP加工（グロスPP・マットPP）
印刷面にPPフィルムを熱圧着する加工方法です。
表面に光沢を与え、耐水性・耐摩擦性をもたせる事が出来ます。
グロスPPを貼ると強い光沢を与えインキの発色が増し、マットPPではつやを抑え、落ち着いた印象に仕上がります。
グロスPP
マットPP
ビニール引き（ビニール・マットビニール）
印刷面に塩化ビニール系の合成樹脂に速乾性ニスを混ぜたものをローラーで定着させます。
グロスニス・マットニスより強度が増すほか、
光沢感もグロスニスに比べて高く、マットニスより艶消し感も増します。
ビニール
マットビニール
プレスコート
印刷面にビニール系の熱硬化性樹脂を塗布し、ステンレス製鏡面版で熱プレスして表面に光沢を出します。
また光沢をつけるだけではなく、耐久性と耐水性もあります。
フィルムを使わないので、PP加工よりも耐久性では劣りますが、環境にやさしいというメリットがあります。
グロスＰＰ貼りとほぼ同等の仕上がりですが、印刷物にフィルムを貼りたくない場合は、こちらがおすすめです。
プレスコート